ニューロン・ライク・ジャム






























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つまりオナニーをしてるとニューロンがぷちぷちなんかそういう感じのいかにも発光して痛そうなそれが気持ちよくて、言語中枢って古くね?って感じでみんなで集まるんだけど、教室で、右を見て「窓です」と言う、その向こうは?「廊下ですね」、それから?「また、窓です、その中間に列を作っているのは、顔です、見えません、制服です、昔の、いいえ、見えません」左には?「窓です」それから、教室に集まっている人たちは、朝の五時の空気の中で、…鳥が飛んできて、皆の視線がその黄色い斑点に集まる、のかと思っていたら、入ってきた制服の少女は目を細めて、なんとなくみんないっせいに彼女の視線の先の虚空を見て、「あ、UFO」そんな感じの、国語の授業があった。はず。僕は?

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化膿した傷口がショーウィンドウにいかにも可愛いバンドガール達のための嗜好品としてきれいに、それでいて卑猥に陳列されているのはもう当たり前のことなんだけど、クライ、俺は叫びながら気付いていたんだ、充溢した世界、奇形児の群れがかしこに飛び去るカラスを嘲笑い、言葉の中で全てが始まり全てが終わるとかそんな思い出せないくらい遥か昔のこと、壁、壁、壁、ライ、漠とした脳髄に濃いのを頼む、緩やかに落ちてゆく二つ目のカラスの喉元をじっと見つめている、あれはお前の精一杯の欺瞞、(それは光、あまたの風に支えられながら何億光年もの間お前を照らし続けた光)、落日を目撃するはずの世界は残念ながら二日目の夜にはもう目を開くことなんて忘れてしまったね、白けた真実、嘘、嗤い、合い。ライク、たくさんの視線の交点を求める方程式を無限にずらしてゆく数限りない変数たちと共に

3
少女たちが列をつくって(苺のミーム、だれとも繋がらない)、屋上からつぎつぎ、(甘ったるいジャム、腐らせて潰して固めて乾かして刻んで詰め込んで、弾丸、記号)飛び降りていく、歩道橋の上から生卵を落とすように、砕け散って生まれない、ディスパレートにディサピアーしたい、ストロボ、最後のストロボ、充血したファインダーで、まぶたのうらがわにピアスつけてよ、インダストリアル、イン、ザ、ストロボ。俺の指先から電磁波じみた宇宙人のディレイディレイ、鳴き声、ディレイ。UFOにむかってカラスが飛び立ったら剥き出しのニューロンを束ねて丸めて飲みこんで、ビームを吐くよ、「僕は冬に死にたい、雪にまみれて、最後の呼吸がしろくなったら、つめたい数式を思い出して、吐く息が凍るころには、肺が氷になるころには」教室は粘膜に覆われている、x:体温が下がる音、y:血が抜けていく音、アンプに繋いで流して、染色体、飛ぶ前に、ひずめ



1、ko yuhilla
2、ru
3、suiso sakanaya








































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